スズキ/キャリーのエンジン不調での入庫
平成22年式 走行距離約12万キロメートル。
エンジン/アイドリングが安定しないとの御依頼です。
症状
・エンジン回転がハンチングする。（ハンチングとは上がったり下がったりする事）
現状
・警告灯点灯なし。・走行中はエンジン快調。・エンジン冷却水温度 良好。
・スパークプラグ良好。 ・イグニッションコイル正常。
ISCV （アイドル・スピード・コントロール・バルブ）汚れ
アクセルを踏むとエンジン内に沢山の新鮮な空気が入りエンジンが力強く回ります。
沢山運動すると沢山新鮮な空気が必要なのは人間の体と一緒ですね。
新鮮な空気が入らなくなるとエンジンが止まってしまいます。
空気の入る量を調整しているのがISCV（アイドル・スピード・コントロール・バルブ）です。
↓画像
↓ISCV（アイドル・スピード・コントロール・バルブ） 先端画像
カーボンやゴミが付着して汚れています。
これでは空気の量が調整できません。
↓相手側 スロットルボディー画像
スロットルボディー ISCV取付部分
汚れがたまっています。アイドリングが安定しない原因は確定です！
ISCV清掃後組付けをして、アイドリングが安定して調子も良く快調です。
スロットルも清掃します
他車両の参考画像です。上記画像がスロットルです。
アクセルを踏むと上記画像の弁が開いて沢山の空気がエンジンに吸われます。
ISCV清掃時には、スロットルも汚れていますので清掃します。
エンジンで動いている車両はよくある故障です
なぜ新鮮な空気を調整しているバルブが汚れるんだ！地球の空気が汚れているのか！
と思われると思いますが。大丈夫です。地球の空気はまあまあ綺麗です。
エンジン内部で発生した汚い空気（ブローバイガス等）を吸っているからです。
数十年前はブローバイガスを大気放出してて、空気が汚れまくって社会問題になり大気放出が規制されました。
車検時の法定点検項目になっています。
そういえば小学生の時（約３０年前）に光化学スモッグ注意報が発生して、全校生徒早退させられて家から出るな！てありました。（車か工場のせいかは分かりませんが）
奇麗な空気は大切ですね。
話がそれましたが（笑）エンジンの調子が悪いなどの症状を感じられましたら、遠慮なく御連絡下さい（笑顔）
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豊後高田市「はなまるおーと」
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ありがとうございました。感謝
はなまるおーと 下山